shortstory

□欲しいもの
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俺櫻井翔は念願かなって

15年間片思いし続けていた和と付き合うことに


そして今日は初めてのデート!!


「翔さーん」


振り向くと笑顔の和がこちらに手をふって走っている


何度も夢見た光景が今目の前に広がっていた


「ヤバい可愛すぎ///」

「待ちました?」

でたー和の目を潤ませつつの上目遣い!!


「いや、全然待ってないよ、寧ろ早いぐらいで」


「だって俺が遅刻して風間みたいにもう出かけないとか言われたら嫌ですもん」


何ですかこの可愛い生き物は...


俺をキュン死にさせるきか!!


「さぁ行きましょう」


そう言って俺の手を引く和
だけど和の足はあるショウィーンドーのまえで止まった

「和?」

話しかけても反応なし
不思議に思った俺は和が見ているショウィーンドーに目を向けた


「和これ欲しいの?」

和が見ていたのは結構有名なブランドで外国に本店をおく最近話題の時計だった

しかも最新型

「えっ、あ...いや違いますよこんなの俺に似合うわけないじゃないですか」


そこそこ値段はするけど普段あんまり欲しいものを言わない和が欲しいというのだから今回だけ特別にいいかな


「買ってあげるよ」

「え、いやそんなのいいですよ」

「いいんだよ俺が買ってあげたいんだからさ」

「でも高価すぎますよ」


「だったらちょっと遅いクリスマスプレゼント」


「えっちょっと、翔さん!」


俺はなかで会計を済ませ外で何か電話をしている和に後ろから抱きついた


「うわっ、なんだ翔さんか」

「誰に電話してたの?」

「友達ですよ友達」


「ふーん、あ、はいこれ」



プレゼントを差し出すと和は目を輝かせおおはしゃぎした

「ありがとうございます!!翔さん大好き」

「おぉ、う、嬉しいよ」


いきなり抱きついてきた和を受けとめながらプレゼントだけでここまでよろこんでもらえた事に心底幸せを感じていた
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