shortstory

□Instrument
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俺には付き合って1年目の恋人がいます

同じメンバーの相葉雅紀

皆も祝福してくれて
それなりにラブラブで幸せな日々を送っていました

だけどちょうど3か月前急に雅紀の様子がおかしくなって、それからいろいろすれ違って、喧嘩して今では完全に俺たちの中は冷め切っていた

お互いもう冷めているとはいえ1年間も付き合ったわけだしそれなりに未練あった。
その時声をかけてくれたのは同じメンバーのあいつだった。
そして俺は寂しさを紛らわすために今日もあいつに会いに行く

優しくて 可愛くて 何でもできる

「翔さん」

俺を呼ぶ君の声を聞くたびにその華奢な体を抱きしめたくなる。もういっそ雅紀と別れて君とずっと一緒にいたい

「ニノ」

「なんですか翔さん」

「好きだよ」

「知ってますよ」

俺が好きと言っても決して好きと言わない君

「なぁ」

「はい?」

「ヤろっか」

ニノの返事を聞く前にソファに押し倒す

「優しくお願いしますよ」

それを合図にニノの唇に自分の唇を近づけようとしたその時

ピンポーン

チャイムの音が静かなリビングに響く

ニノは「残念でしたね」と言うと俺を押しのけて起き上がりそのまま玄関に向かった

誰だよこんな時に。乱れた自分の服を直す

ふと玄関に向かったニノが気になった。
あれからしばらくたつけど戻ってこない

「ちょっと行ってみるか」

俺はソファーから立ち上がり玄関に向かう廊下のドアに手をかけてその手を止めた。玄関から聞きなれた声がした。

「雅紀?」

ハッキリは聞こえないけどなんかニノともめてるみたいだ。俺はドアを少し開け二人の様子を窺おうとしたがドアから見えたた光景は俺の予想をはるかに超えていて雅紀がニノを壁に押ししつけてキスしていた

「ニノ!!」

俺は思わずニノの名前を叫んだ
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