shortstory

□ただ君を愛してた
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冬のくせに暑い
町を歩く人はほとんど半袖
日本だったら考えられない光景だな〜
なんて考えていたら後ろから「リーダー」と声をかけられた。振り向くとそこには松潤がいた。

「もうすぐ始まるよ」

そう言ってまた来た道を戻る松潤

ここは外国。決して日本ではない

ここに何しに来たかって?

今日はね俺の恋人だったニノが翔君と結婚する日

外国では男同士の結婚が認められている。

俺は海を眺めながら昔のことを思い出していた。


もともとニノは翔君の恋人だった
でも俺は二人が付き合いだす前からニノのことが好きだった。
二人は本当に幸せそうだった
でもある日翔君と有名な若手女優との熱愛が報道された。翔君はそのことについて否定しなかった。その結果二人は破局
そこに付け込んで俺はニノと付き合いだした。



「大野さんすきですよ」

「俺のほうが好きだよ」

「いいえ僕のほうがあなたの何百倍も好きです」

最初のころは翔君のことが忘れられないのかずっと泣いてた。でも付き合って2か月くらいたってからはいつもこうやって言ってくれた。


できるだけ傷つけないように大切に大切に愛してきたつもりだった。
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