NARUTO長編(仮)

□8.出会い(サスケver)
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零番隊に新たなメンバーが加わり、相変わらずの毎日を暮らしていた零番隊。

しかし、そんな中で、ナルトの耳に嫌な噂が入ってきた。


“うちはのクーデター”


というより、ナルトからしたら、“九尾の器の暗殺”の方が大切だった。




















『俺を殺そうなんて、うちはもバカか?』

《バカなんだろう》

『バカなんだな。仮にも、総隊長の俺をねえ………』


ナルトは、誰もいない空間で九尾と話ながら、禁
術書を読んでいた。

総隊長として、上忍としての任務を入れられ、休みがないのだ。

かわりとして、禁術書5冊で我慢するという条件に、任務の毎日を過ごした。


『やっぱ、5冊じゃ足りなかった……』

《また、一週間ぐらい頑張るか?》

『それはやだ』


疲れてしかたない。イタチやシカマルを誤魔化すのも一苦労だ。

イルカは、零番隊に入ったが、結構任務にかり出されている。

まあ、イタチと同じくらい強いとなれば当たり前だろう。


『そんなことより、イタチの耳にも入ってるのかな?』

《どっちかというと、イタチに暗殺の役目をやらすんじゃねーか》
『なんで?』
《お前の近くにいるから》

『ああ、なるほど』


もとより、イタチがナルトを殺すとは思っていない二人は、緊張感の欠片もなかった。


『う〜ん、イタチ、バカな真似しなきゃいいけど』

《………………》


九尾は無理だろと思った。ナルトのためなら、うちは一族を絶滅させそうだ。


《(ナルトのためなら何でもするような男だからな……)》


そんなイタチを唯一動かせる子供は、楽しそうに禁術書を読み漁っている。





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