NARUTO長編(仮)
□5.出会い(イタチver)
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イタチside
俺が、うずまきナルトと出会ったのは、彼が2歳になる頃だった。
火影に呼び出され、うずまきナルトの護衛の任務を頼まれた。
ついでに、世話役としても側にいてやって欲しいとも。
最初は、断った。
しかし、一度会ってみてくれということで、地下のナルトがすむという部屋に近づいた。
いつも通り、仮面を付け、暗部服のまま部屋の前にたった。
『ぐっ……』
「お前がいたから!」
「九尾の化け狐が!」
「私の息子を返してよ!!」
「死ね!お前なんて死んでしまえ!」
中からは、くぐもった声と、罵声を浴びせる声が聞こえていた。
「!?」
慌てて中にはいると、数人の里人と、暗部が1人の子供に暴力を振るっていた。
しかも、鎌やクナイ、くわなどを振りかざして、子供のお腹に突き立てていた。
「何をやっている」
地を這うような声で問えば、全員が怯え、慌てて窓から逃げ出した。
素早く、その子供に近づくと、腹の傷だけでなく、腕、足、顔、あちこちから血が流れていた。
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