『君が笑顔でいるために』 完結
□6.Absence
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「あの……」
「どうした？」
「今日、用事があるんで、部活休むっス。バアちゃ……竜崎先生にはすでに言ってあるんで……」
「……そうか」
昼休み、リョーマは３年の皇室に行って、何度目かの部活休みの報告をした。
レギュラーになってから、週に１度は部活を休んでいる。
その他、２日は部活後、即行で帰って………
疑問に思わないわけがないのだ。
しかし、理由を言えるわけもない。
………病院に通ってる、なんて。
やっぱり部活は厳しいようで、病院通いを余儀なくされた。
その日は、点滴を打たれるため、部活を出ずにいかないと、家に帰れなくなるのだ。
………テニスをするためには、仕方ない。
そう思わなければ、やってられないというのも、事実だ。
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