『届かない真実』 完結
□13.出会い
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「何か、越前リョーマのことを知った日を思い出しますね」
突然、そうつぶやいた鳳に、跡部はあぁ……と頷いた。
「越前君が、青学に通い始めてすぐぐらいでしたよね」
「立海も同じくらいのときじゃないかな?」
「お前が自分からバラして、リョーマに3日間放置されたあれか……」
「そういう跡部も、3日間放置されてたよね」
「「………はぁー………」」
そんな二人の様子に、一同大笑い。
この二人をこんな風にできるのは、リョーマだけだろう。
そう、出会ったのは突然だった。
もし、あのとき、集まらなかったら、越前リョーマを知ることはできなかった………。
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