テニス短編
□恋人(花嫁)争奪戦リョーマ♀のハートは誰の手に3
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その異様な雰囲気に、新部長の海堂は顔をひきつらせた。
海堂「越前、ちょっといいか……?」
こっそりリョーマに近づいて手招きする。
リョーマ「?何スか?」
桃城「いや、練習のことなんだが1年の指導やってんだろ?」
リョーマ「まぁ……?」
海堂「それを部下でもやってくれ」
3年が抜けた穴はものすごく大きい。
1年トリオや一部の一年はリョー小間に個人的に練習を見てもらってることは知ってる。
だから一部だけじゃなく、部員全員を対象にしてくれないかと思ったのだ。
もちろんリョーマの実力は知っている。
あの1年トリオが2年の荒井や林たちに勝てるぐらいにまで成長させたのはリョーマなのだから。
リョーマ「いいっすよ。その代わりポンタ奢ってくださいッス」
一瞬悩んだ桃と海堂だが、背に腹は代えられないと頷いたのだった。
そして本格的なリョーマの指導が始まる。
後日―――
「「「越前!誰が一番指導が上手いか選んでくれ!」」」
「そんなの、俺に決まってんじゃん」
部長(?)軍襲撃してきたが、リョーマの一言でその場に固まった。
リョーマの後ろでは数日前と比べて格段にレベルUPした青学テニス部が練習している。
「リョーマくーん!荒井先輩に勝ったよ!」
「見たか!越前!!林先輩に勝ったぜ!」
「お前ら、卑怯だぞ!個人的に越前に見てもらうとか!」
青学の会話に、ショックを受けた3人はトボトボと帰っていった。
―――勝者、リョーマ?(笑)
ちなみに、氷帝と立海は(元)部長に八つ当たりのごとくしごかれたとか(笑)
ちゃんちゃん♪