『届かない真実』 完結

□13.出会い
2ページ/5ページ



   * *


「今日、跡部ん家にいかねぇー?」

「最近、つき合いわりぃーしな」

「ウス」

「んじゃ、決定!」


特に目的もなく、レギュラーたちが揃ってしまい、そしてなぜか跡部邸に行くことになった。





「跡部ー、遊びにきたぜー」

勝手知ったる何とやらのように、迷わず進むレギュラーたち。

そのままリビングへ向かった。


「あとべー?………なんで、青学のチビがいる!?」










レギュラーたちが跡部の家に行こうと考えているとき、跡部はリビングでおしゃべり中だった。



数分前・・・

「えっと、オヒサシブリデス……」

「リョーマ様!!」

「あの……景吾……います?」

「アーン?リョーマじゃねぇーか!」

「あ、景吾!遊び?に来た」

「入れよ。じぃ、呆けてないで、何か飲むもんもってこい」

「はい。リョーマ様、ごゆっくりどうぞ」

「ありがとうございます」


リョーマは跡部と一緒にリビングに行った。





「なんで、青学なんだよ」

「うーん、家から近いし、親父が通ってたところだし。
 まぁ、テニスができればどこでも良かったんだけどね」

「レギュラーに入ったんだろ?」

「情報早いね。もちろん。結構楽しめそうだよ」


学校のこと、アメリカでのこと。

他愛もない話で盛り上がっていた。





そして………


「あとべー?………なんで、青学のチビがいる!?」

「あ………」



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ