『届かない真実』 完結
□13.出会い
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* *
「今日、跡部ん家にいかねぇー?」
「最近、つき合いわりぃーしな」
「ウス」
「んじゃ、決定!」
特に目的もなく、レギュラーたちが揃ってしまい、そしてなぜか跡部邸に行くことになった。
「跡部ー、遊びにきたぜー」
勝手知ったる何とやらのように、迷わず進むレギュラーたち。
そのままリビングへ向かった。
「あとべー?………なんで、青学のチビがいる!?」
レギュラーたちが跡部の家に行こうと考えているとき、跡部はリビングでおしゃべり中だった。
数分前・・・
「えっと、オヒサシブリデス……」
「リョーマ様!!」
「あの……景吾……います?」
「アーン?リョーマじゃねぇーか!」
「あ、景吾!遊び?に来た」
「入れよ。じぃ、呆けてないで、何か飲むもんもってこい」
「はい。リョーマ様、ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
リョーマは跡部と一緒にリビングに行った。
「なんで、青学なんだよ」
「うーん、家から近いし、親父が通ってたところだし。
まぁ、テニスができればどこでも良かったんだけどね」
「レギュラーに入ったんだろ?」
「情報早いね。もちろん。結構楽しめそうだよ」
学校のこと、アメリカでのこと。
他愛もない話で盛り上がっていた。
そして………
「あとべー?………なんで、青学のチビがいる!?」
「あ………」
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