テニス短編

□テニス
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テニス……Tennis……



俺にとってなくてはならないもの。

俺を構成する大切な要素。


もし、親父がテニスプレイヤーでなければ……

もし、俺がテニスを好きにならなければ……



いったい俺は何で構成されていたのだろうか。

バスケ?卓球?サッカー?

それとも音楽とか美術とかだろうか。



もし……なんて意味のないことだけど。



けど、やっぱり選ぶのはテニスかもしれない。

テニスは俺の一部だから。

それに、テニスをしていなかったら部長にも跡部さんにも亜久津さんとかにも出会えなかった。



うん、やっぱりテニスしかない。

テニスが一番好きだ。



もしなんて考えてみたけど、結局はテニスが一番好きだと改めて認識するだけだった。


え?無駄だって?

うん。そうかもしれない。

でも、誰もが一度は考えることでしょ?

跡部さんは考えたことない?

もし跡部財閥のお坊ちゃんじゃなかったら……とか、テニス部部長じゃなかったら……とか。


……ごめん。跡部さんには無駄な質問だったね。


部長はどう?考えたことない?

あるよね?もし怪我が治ってなくてテニスができなくなったら……とか。

それでもやっぱりみんなテニスに関係のあることをしそうだよね。

審判とか。




跡部さんの言う通り、やっぱり無駄なことだったかも。

結局、俺にはテニスしかない。

テニスができなくなってもテニスから離れられないんだろうね。



わけわかんないこと考えてたら、テニスがしたくなった。

ねぇ、だれか相手してよ!





End?



とりあえず、リョーマにはテニスしかないんだといいたかっただけです。

すみません。




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