テニス短編
□It's woman's day.
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―――身体が重痛い……
「関東大会も近い。レギュラーは乾の練習メニューを!」
「「はーい!!」」
「ふふふ……さて、今日は誰が乾汁を呑むかな……?」
――ゾゾッ
青学テニス部では、関東大会に向けて、調整が行われていた。
「とりあえず、グランド20週。一周2分以内。一度でも無理だった人間は、乾汁だ」
「「いってきまーす!!」」
レギュラーの誰もが乾汁を恐れて走り出す。
それはあの堅物の手塚も例外ではなかった。
「ふむ。全員時間内か……おもしろくない」
「「おもしろがるな!!」」
恐怖に駆られながら全力疾走したレギュラーたちは地面にへたり込むまではいかないが、荒い息を吐いていた。
「次はそれぞれコートに入ってもらう。負けた方は乾汁だ」
「「乾汁乾汁、うるさい!!」」
手塚VS海堂
河村VS不二
大石VS菊丸
桃城VS越前
それぞれ、コートに入る。
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