novel

□shampoo
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「エンヒョン上手.....」


思わず洗ってる手を止めてしまうくらいヒョンの洗い方が優しくて気持ちよくって

だんだんと眠たくなってきた


「へへ、だろ?」


得意げに笑う姿が愛しくてちゅ、て触れるだけの軽いキスをした


「不意打ちとか......っ」


唇を押さえて真っ赤になってるヒョンが可愛くて可愛くて可愛くて仕方がない

ああ言葉って難しいな。


こんなにもいろんな感情がこみ上げてきてるのに言葉にすると可愛いしか出てこない


シャワーでお互い丁寧にシャンプーを流し終えると
耐え切れなくなってヒョンを湯船に抱えて入れた


湯船に手をついて何度も何度も角度を変えてキスをする


「ふ、んぁ、や...っ」


小さく漏れる声と張ってある湯がチャプチャプいう音が混ざって
耳も頭もおかしくなりそうだった


少し抵抗してたものの次第にヒョンから舌を絡めてきた

わざとらしく水音を出してヒョンの耳も刺激してやる


「...っ!?」


さらに深いキスをしようとして足が滑ったのかバシャン!と
音を経っててヒョンが視界から消えた


「わ、大丈夫ですか」


背中に手を回してやると焦ったのかはー、と息をはいていた


「びっくりした...」


目をまん丸にさせて少しだけ震えていた手を繋いでやる


「ごめんなさい、不注意でした」


そうやって謝るとヒョンは手を放して首に回してきた

そうまるで、誘ってるみたいに


頭の後ろに手を回して押さえてまたキスを繰り返す

そうするとヒョンなりに応えてくれて、独占欲に溺れてしまいそう


耳にキスして鎖骨にもキスを落として少しだけ強く吸って、
キスマークを刻み付ける


もう耐え切れなくなって手が下半身に伸びそうになったときにヒョンの異常に気づいた


声がしなくなってきてる。

そればかりかぐったりとしてるようにも見えた
心なしか呼吸もおかしい気がした


「ヒョン、どうしました」


虚ろな瞳が少しだけこっちを見て、まぶたが閉じていった

突然恐怖心に襲われる。


ぐったりとした体を抱きかかえて急いで湯船を後にする

どうかどうか。無事でいて、って。
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