novel
□子供でもなく大人でもない
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「ウリヒョギヤ〜!!!卒業おめでとう〜〜!!!!
こんなにも大きくなって...ヒョンは嬉しいよ〜〜!!」
卒業式の祝賀公演の為に駆けつけてくれたヒョンは、僕を見つけると思いっきり飛びついてきた。
「ヒョンー!ありがとうございます!」
精一杯の気持ちを込めて、ギューッて抱きしめ返してあげる
可愛い可愛いエンヒョン!
エンヒョンの香りが僕の頭いっぱいに広がって心地がいい
「ヒョギ、ぶっ飛ばしてやっていいんだぞ?」
レオヒョンの言葉と共にゾロゾロとヒョン達が僕を囲うように集まってきた
あれ、レオヒョンもしかして嫉妬してます??
残念ながら今日の主役は僕ですので。
なーんて。
心の中で笑ってまだ離れないエンヒョンをもう1度抱きしめる
「今日のヒョギは甘えん坊さんかな〜?」
あはは、って笑い声が僕の頭に響く。
心地いけど、そのセリフは今日でおしまいですよヒョン。