夢小説

□誤解されたら困ります。
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そわそわ。

ちらっ。

そわそわそわそわ。

ちらちらっ。




そわ「あー!鬱陶しい!」
『な、なんだよぉ』
「なんだよぉじゃないよ…さっきから落ち着きなくて鬱陶しいわっ!」
『愛李さあ…本当にムードがないよね?』
「いや、名前にムードとか言われても」
「本当だよね。一番縁がない人に言われてもね」
『ちゅりまで…いや、私の悩める乙女心ですよ』
「乙女心?」
「男心の間違いじゃ…」
『だー!もうどっちでもええわ!』






とりあえずそわそわしていたいのですよ!

そわそわ。





「皆お揃いでどうしたの?」
「あ、珠理奈さん」
「あれを見てくださいよ、あれ」
「んー?って名前ちゃんじゃん」
『あっ、珠理奈』
「何をそわそわ…って、それは…」
『うへへへへ』
「わ、キモい」
「ね」
『ひどいなあ、愛李もちゅりも…』
「それってこの前もらってた…」
『さすが珠理奈。そう!この前もらっていた写真集!』





この前は乃木撮を見ながらひたすらひとりで楽しんでいたけど…

今日は違うのさ!





『そうなのです!』
「乃木坂の西野七瀬ちゃんの…」
『なあちゃん』
「はい?」
『なあちゃん!そう呼んでいいと本人からお墨付き!公認!うほほほ!』
「ああ、気持ち悪い」
「恋心も飛んでいきそうなキモさ」
「私、なんでこの人を好きだって思ったんだろう」





いいよいいよ、言ってなさいよ!

もうどの言葉を誰が言ったか分からないけどな!

そっと抱えなおす。






『なあちゃんからもらった写真集…ふふふ…』





前回初対面で会った時にもらったなあちゃんの写真集。

その場で見ようと思ったら「恥ずかしいから」と開くのを止められて。




家に帰って急いで開いたら…。
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