夢小説

□誤解されたら困ります。
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『な、中には…』
「「「中には?」」」




3人が声を合わせて聞き返す。




『…なあちゃんの連絡先が!うひょひょひょ!』




3人が顔を見合わせて溜め息。




『な、何か?』
「そんなことだろうと思ったよ」


と愛李。



「皆見た目に騙されてるよねー」


これはちゅり。




「いたいけな女の子を騙しちゃダメだよ?名前ちゃん!」



珠理奈の言葉。





『いやいや、なんでそんなイメージ…』
「名前は見た目だけいいからさあ」
『だけって何だよっ!愛李だってそんな私を好きだと…』
「いや、性格もいいよ?でも皆に優しいって言うか下心あるって言うか」
『ちゅりぃ』
「ねー、この3人の中の誰かじゃダメなの?じゅりたん一筋が一番いいけどさ」
『珠理奈まで…そりゃ皆可愛いしいい子だと思うけどさ』




しかし!

写真集をぎゅうっと抱きしめる。




この写真集を開いた時…




“苗字さんへ 前から推しでした。よかったらお友達になってください。 西野七瀬”



って書いてあった時の破壊力ったらこんちくしょう!





「またにやけてる…」
「きっと写真集のメッセージとか思い出してるんだよ」
「あーあ、きっともうやり取りしてるんだろうなあ」




皆好きな事言えばいいよっ!



そして…。





「あ、そうか」
「珠理奈さん?」
「あいりん、ちゅり。今日の収録ってほら」
「あ」
「そういうことか」




そういうことです!



そわそわが更に活発になった瞬間、声が!




「お疲れさまですー」




ぞろぞろと美少女の集団が!
乃木坂の皆さんがいらっしゃいましたよ!

なあちゃんは…いた!
誰と喋るって訳でもなく、控えめに歩いてる…ああ、可愛い。

ザ・清楚!

どういう風に声をかけるか?

あくまでも偶然を装って…。





『やあ、皆さんお疲れさまです』
「あっ!苗字さん!」
「か、かっこいい…」
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