傍にいたいよ@(長編)


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陽菜side

昨日は悪いことしちゃったかなと思いつつ、眠い目をこすりながら起きた

でも、優ちゃんはあんまり気にしてないみたいだった

良かったような良くないような


そんなことを考えながら立っていたら、マスク越しにだったけど、キスされた


人生初だった


マスク越しにでも、優ちゃんの唇が分かって、……もっと欲しいと思った//


でも優ちゃんは、
「陽菜が眠そうだったから、起こしてあげようと思って。
マスク越しならいいでしょ(^^)」

って言って下向いちゃった
悪いと思ってるのかなぁ

私は、この前メールで言ってたことが冗談じゃなかったんだってうれしかったのに

確かに、キスするの怖かったけど、マスク越しなら怖くないって今分かったから


『優ちゃん、、こっち向いて』
「うん、………ん!?」

今度は陽菜からキスをした


目を開けると、優ちゃんが目の前にいて、優ちゃんの呼吸が聞こえて、自然と目があって、
そのまま、マスク越しにだけどお互いの唇を見つけて、さっきよりも長く啄ばんで優ちゃんを感じた



離れると、お互い恥ずかしくなった

先に声を発したのは優ちゃんだった

「陽菜、私たち、
カーテン全開の窓の前でしちゃったね笑
公開キス笑」

『もうっ//そーゆーのは言わなくていいの笑』


優ちゃんの笑顔は出会った時からかわいいと思ってたけど、今の優ちゃんの笑顔はかわいいだけじゃなくて愛しいって思うよ
ずっとそばで見ていたいよ
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