傍にいたいよ@(長編)


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陽菜side

「あ〜、お腹いっぱい、もう何も食えねぇ」
『優ちゃんおっさんみたい笑
そろそろ部屋戻ろっか』



ガチャッ

お風呂は部屋の使うんだっけ、

『優ちゃん、先にお風呂入っていいよ』

「じゃあ、お言葉に甘えて〜」


シャー


今日の優ちゃん、いつもと何も変わらなかった
修学旅行前のあの言葉はノリで言ったものかのように
まぁ、それはそれでいっか笑



「はるな、出たよ」
『あっ、おかえり、じゃ次いってきます』




『あ〜、いい湯だった』
あれ、優ちゃん寝ちゃった?

優ちゃんは仰向けで横になっていた


こんなに大人しい優ちゃん見たことなかったから、なんかかわいいなぁって思った


不意にくっつきたいって思って、大胆にも優ちゃんの上にかぶさってみた


「は、はるな…?え、なんでそこにいるの笑?」

今まで寝てたから、びっくりしたみたい
目まん丸になっちゃって、かわいいっ

今日はなんだか、陽菜が攻めたい気分
ちょっと意地悪しちゃお


『優ちゃん…』
そう言って、優ちゃんの手を自分の手と絡ませて優ちゃんの頭の上に置いて、自分の顔をくっつくかくっつかないかくらいの位置に持っていった

キスしようと思えばできる距離


でも、自分からは行かない

そして、優ちゃんからしに来ても素早く逃げてさせてあげない笑


なんか、自分でもわかんないけど、攻めてるわりにキスするのがなぜか怖いみたいで自然に逃げてた


焦らして焦らして焦らしまくってそのまま優ちゃんを悶々とさせたまま、隣にある自分のベットに戻って寝た
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