リクエスト小説
□これからも
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この歓声
拍手
声援
ペンライト
そして、私の原点
ー劇場
皆からメッセージをもらって
本当に今日で最後なんだ
そう思った
「小嶋陽菜」
次はにゃんにゃんからのメッセージ
にゃんにゃんが泣いてる…
なんか珍しすぎて思わず、
「嘘泣きじゃないよね?」
なんて聞いちゃった
そしたら
『嘘泣きじゃないよぉ〜』
なんて
分かってるよ
私が安心して卒業できるように、心配かけないようにって今まで強がってたけど
本当は寂しいんだよね
『優子が頑張ってるから私も頑張ろうって思って、akbも…今までやってこれたから、…優子がいなくなったら、もう…頑張れないと思う』
にゃんにゃん…ぅ、寂しい思いさせてごめんね
あのハワイ旅行からにゃんにゃんはずっと、薬指にお揃いの指輪をつけてくれてる
それを皆に教えた状況で
『これからもずっと一緒にいてね』
なんて、いつものツンデレこじぱなら絶対言わないよね
今日は最後だからデレぱになったのかな
もちろん
「うん、いる」
そう答えた
もう公開告白みたいなもんだよね
全国に流れちゃった
『おめでとう!』
「ありがとう」
にゃんにゃんと握手して、そのまま引き寄せキス…
しようとしたけど、最後の最後まで拒否られた(笑)
最後までこじぱらしいや
卒業公演も無事に終わり、沢山の人に祝ってもらって、皆との別れも惜しんで、今は劇場前
〜♪〜♪〜♪
あっ、にゃんにゃんからだ
にゃんにゃんのだけは他の人とは違う音にしてあるからすぐに分かる
『…今日優ちゃんち行ってもいい?』
「うん、いいよ。今劇場だからすぐ帰るね」