Knockdown Brothers

□第1章 テイルズオブエクシリア
2ページ/22ページ





轟音と閃光、それが最初に感じたものだった。
今の音と光で視角と聴覚が麻痺して、何が起きたのかを感じ取れない。


「ミラ!」


と、一瞬少年のような声が耳に入り、続いて「ミラ様ー!!」と先程とは違う男の声が聴こえてきた。
少しだが聴覚が回復してきたようだ。
だが、それでも轟音により頭がクラクラしてまともに聞き取れない。
何やら新しく聴こえてきた女の声と話をしているようなのは、何となく察せられたが。


「これは…四元精来環の儀? 何故今このような儀式を……」


なんて、聞いて事もない専門用語が飛んできたが、


悠一「なんなんだっつー話だよ」


俺は頭を抱えて起き上がる。
少しずつ視力も回復し、視界が開けた。
そして眼に映ったのは、見知らぬ場所と、三人の男と金髪の女だった。




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ