優しい唄
□一緒
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いつも一緒にいて、何をするのも一緒だった。
何かが変わってしまう事など考えられなくて、ずっと側にいられるものだと思っていた。
だけど
唐突に別れの宣告
一体何がどうしてかがわからなくて、僕の全ての思考を止めた。
真っ白な世界に一人取り残されたようだった。
それから、随分時間が経って、幼かった僕はもう大人の仲間入りだ。
色んな人と出会って、話して、関わってみたけれど、君ほど分かり合える人は未だ出会えてはいない。
その事が、僕の気持ちを深く沈めていく。
本当は、今すぐにでも
逢いたい。
会って、今まで会えなかった時間を埋めてしまいたい。
そして、
幼なかった僕が言えなかった事
「僕は今でも変わらず君が好きです」