その花の香りに酔う前に……

□第四夜 江戸帝都
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「ほれ、ついたぞ!!」

「ちょ……ちょっとタイム……」

「キミ、やること荒いねぇ……」

「ッチ、死ね!!」

「う゛っ……」







改造AKUMA君に案内されて小さな小舟に乗らされたと思うと、AKUMA君はその小舟を猛スピードで押した

(気持ちワル……)

それはもう、怖いとか言うレベルを遥かに越えて気持ち悪くなるレベルであった。ユウすらも気分がすぐれないレベル






「大丈夫か?」

「駄目です……」





コンバートした改造AKUMA君はハチみたいなAKUMAだった






「しばらく休めばと言いたい所だけどそんな暇はないぜ。ここは開けてる。その分AKUMAに見つかりやすいからな」

「……そうだねぇ、てか、ここはどの辺だい?」

「江戸の近くのさ」






元帥は地名をいわれてピンと来たようだが私にはわからなかったが、とにかくまぁ、江戸に近いらしい






「……元帥、あちらの方から何やら膨大なノイズが聞こえてきます」

「よし、行ってみよう。ミサキ大丈夫かい?神田、おぶってあげなさい」

「あ、大丈夫だよユウ。さ、行きましょう?」

「……無理すんな」





ユウはそう言って肩だけ貸してくれた
そして私達はマリを先頭に歩き出した



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