あなたと出会えて
□エピソード5
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みなみside
うーん………
やっぱりすぐには心開いてくれないなー
昨日からいっぱい話しかけてるけど
返事もしてくれないし……
もしかして、私嫌われてる……
いや、それは違う
きっと戸惑ってるだけだ
私はそう思い込んだ
そして、朝ごはんも食べ学校に向かった
2人は無言でいた
私は話す内容を考えていた
まだ、あっちゃんの趣味などを知らないので
共通の話題が見つからない
うーーーーーーん…………
あっ!そういえば
み「ねぇ、あっちゃん」
するとあっちゃんは返事はしないが
こっちを向いてくれた
み「今日、委員会決めるけど
何にするか決めた? 」
あっちゃんは首を横に振った
ヤバイ……………
どうやって話し続けよ……
考えてなかったよ………
うーーーん……
あっ!確かあっちゃん
犬が好きだったよね
み「あっちゃん、まだ、決まってないなら
私と飼育委員やらない? 」
私はあっちゃんを誘った
正直、私はあまり動物が得意ではないが
飼育委員ならあっちゃんがやってくれそうだったから
すると、あっちゃんは最初は悩んでいたが
こっちを見て頷いてくれた
よっしゃーーーーーーー!!!
私は心の中でガッツポーズをした
優子にヘタレと言われる私にとって
この行動はとんでもないことだ
もう、ヘタレは卒業だなー
私は自分の行動に満足して
いい気分のまま学校に向かった