2人の関係

□エピソード2
2ページ/4ページ

敦子side



私の頭は混乱中である



昨日きた転入生が



小さい頃、一緒に遊んでいた珠理奈なんて...



世の中ってなんか小さいね



私が教室に入るときには



彼女は来ていた



私は早速彼女に話しかけた


敦「あのー、松井さん」


珠「なにー?」


そう笑顔で振り返る姿には目覚えが会った



私はここで確信した


敦「やっぱり、久しぶりだね


珠理奈 」



そう言うと珠理奈は満面の笑みで



珠「覚えてくれたんだねー


あっちゃーーーん!! 」


そう言って私に抱きついた


私はとても懐かしかった


小さい頃の珠理奈は泣き虫で


泣いてる時はいつも抱きしめられた


敦「ものすごく変わったねー


すごく可愛くなってるよー」


珠「やっぱり!笑


あっちゃんもやっぱ綺麗だね」



敦「いやいや」


私は昔の友達と話せてとても嬉しかった



するといきなり


珠「あっちゃん、

南も付き合ってんの?」


突然の質問に私はびっくりした



敦「えっ?いきなりどうした!」



珠「いやー、あっちゃんは

小さい頃から好きだったから


もうとっくに結ばれてると思って」



敦「いやいや、付き合ってないし」



珠「えーーー!そうなの!!

南はこんな可愛い子が近くにいるのに


なんで自分のものにしないんだよー」



敦「南は私をそう言う目で見てないんだよ


それににゃんにゃんの方が可愛いし」




珠「にゃんにゃんって誰?」



敦「あーそっか、知らないね

にゃんにゃんってのは南の隣の席の子」



珠「あー

あのめっちゃ可愛い子かー」




敦「これは言っちゃダメだけど


あの子は南のことが好きなの」



珠「えっーーーーーーーーー!!

どう見ても釣り合わないでしょ


あのヘタレ南があんな美女と」




敦「私も最初は思った

でも、これが現実なんだよね


私なんかがにゃんにゃんには勝てない


しかも、南はにゃんにゃんといる時



とても楽しそうだし.....


私には勝てる所がひとつもない...」



珠「ふーん.....」






私は自分で言ったのに悲しくなった
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ