距離感
□エピソード11
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南side
南「ごめん!遅れて」
敦「ううん 行こっ」
こうやって南と学校に行くなんて
久しぶりだな
もうこんなことできないと思ってたから
ものすごくうれしい
これからもずっとこうしたいけど...
いつかはまた離れないといけなくなる..
まあ、それまでをいっぱい楽しもう
その前にやっぱり謝らないとなー
敦「南、この間はごめんなさい」
私は頭を下げて謝った
南「別にいいよ
てか、お前が俺に謝るなんて
初めてじゃねーか? 」
敦「うっさいなー もーう!」
本当に南は優しいね
こんな私を受けとめてくれるなんて
おかげでいつも通りに接することができそう
すると、南が真剣な声で言った
南「敦子、俺はいいけど
麻里子様にはちゃんと謝れよ」
私は黙ってうなずいた
そうだ、私はひどいことを言ったんだ
許してくれるかな 麻里子...
そのことを考えているとため息が出た
すると
南「大丈夫だって!
麻里子様は絶対許すって!
それに俺もついていくよ」
と私を励ましてくれた
敦「ありがとうね...」
私がそう言うと
南「えっ!今なんて??笑」
と言って私を冷やかした
敦「2回も言いませーん!」
そう言うと南は笑った
私も笑った
本当南といると楽しくて
心が落ち着く
でも、私は少し怖かった
このまま南といたら
あの時の決意を忘れそうで...