距離感

□エピソード10
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南side


あーあ、暇だなー




学校に行かないとこんなに暇なのかー



前までは学校なんか行きたくないと思っていたのになー




俺はいつになったら学校へ行くんだろーな




自分でもわからない




俺はこのままずっと家にいるのか?



まあ、考えるだけでも無駄だなー



もういいや、寝よー





ピーんポーン




あ、もう11時か




何だよ こんな夜中に





ガッチャ



敦マ「南君、敦子いない?」




南「いませんけどどうかしたんですか?」




敦マ「それがね、あの子まだ帰って来てないのよ」




もしかして、攫われたんじゃ...




そう考えているといてもたってもいられなくなった






南「俺、探しに行きます」





敦マ「え、でも...」




南「おばさんは家にいてください」



そうして俺は走っていった




おばさんにまで迷惑かけやがって




でも、どこにいるのか?




麻里子様ならなんか知ってるかも




プルプルプルプル



麻「もしもしー」




南「麻里子様、敦子と一緒にいますか?」




麻「いないけど、どうした?」





南「あいつ、まだ家に帰ってないんです」



麻「えっ!まだ帰ってないの?」





南「麻里子様、なんか知りませんか?」




麻「もしかしたら、私のせいかもしれない」



南「えっ!!何かしたんですか?」




麻「今日、放課後敦子と2人で話したんだけど

その時に強く言っちゃったんだよね

もしかしたら、

それが原因で落ち込んでるかも..」




南「わかりました、ありがとうございます」




敦子は絶対あそこにいる






俺は全力で走った
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