距離感

□エピソード9
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南side



南「麻里子さまー」




麻「どうした??南??」




南「ちょっと相談が...」



麻「わかった!準備してくるから待ってて」




俺が本気で悩んでるときは



いつも麻里子様の元へ行く



麻里子様はいつも俺の親身になって聞いてくれる


麻「待たせたね!行こっか!」




そうして、帰り道の途中の喫茶店に入った



麻「南から話しかけてくるなんて
久しぶりだね〜」




南「まあ、そうですね...」



麻里子様はこの学校で一番モテテいる



前までは普通にしゃべりかけていたが


麻里子様のファンの目線が気になってあまりはなさなくなった



麻「それで、今日は敦子のこと?」




南「えっ!何でわかったんすか!?」




麻「だって、顔にかいてあるもん」



俺の考えいることは他の人には丸わかりなのか?



麻「それで敦子と喧嘩したの?」



んー あれは喧嘩なのか??


南「いやー、喧嘩ではないと...」



麻「なら、何?」



南「敦子が俺を避けてるみたいな」



麻「ふーん」




南「あいさつはしてくれるんですけど...」




麻「南から敦子に話しかけてるの?」



南「はい、でも返事が帰ってこなくて」




麻「そっかー...

まあ、南はいつも通り敦子に接してあげて」




南「それだけでいいんすか!?」




麻「うん!今はね」



いつも通りか...




麻「ねぇ 南って好きな人いるの??」




南「んー 今はいませんね」




てか、そんなこと考えたことないしなー



麻「敦子のことは??」





南「好きですけど、幼馴染として」




麻「わかった」



麻「じゃあ、南、明日からがんばって」



南「はい!」



麻「なら、ばいばい」



そういって麻里子様は帰っていった



いつも通りか...



麻里子様はそう言ったが少し不安だった





でも、麻里子様の助言はいつでも



的確だからなー




そんなことを考えながら家にかえった
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