僕は君と恋をする
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ー5時間前ー
学校が終わり僕は親友の的場龍という同級生と2人で自転車で下校していた
的場龍は親友の僕から見てもカッコよく勉強もできスポーツもできるというこのちっぽけな田舎の町の誇りである
だけど
「秀平、いつものあれやろうぜ」
そう言って、自転車でアクロバットの動きをした
そして、案の定
ガタガタ!
と大きな音をあげこけていた
そして
「かぁー 今日も失敗かー!
これでもう258回目かぁー」
と言い本気で悔しがっていた
確かに龍は勉強もスポーツもできるが普通の生活面ではバカなのである
「怪我するからやめろって毎日言っているだろ」
龍は僕の言うことを全く気にせず
「あとちょっとでできそうなんだよなぁー
秀平、久しぶりにやってくれよー!」
僕にやるように強要してきた
龍がこのアクロバットをやり始めたのは僕が龍の前で1回やってからだった
龍がこう言うとやるまで帰してくれないので僕はやることを決心した
いつものように助走をつけ1回転しようととんだ
しかし、
「やべ!ハンドルがきかねぇ!」
すると空中で姿勢をくずして僕は
ガン!!!
僕は頭をうちつけて意識をなくなっていた