あなたと出会えて

□エピソード18
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キーンコーンカーンコーン




ふう 今日もやっと授業が終わった




前までは楽しかった学校も今では




早く終わるの待つだけになってしまった





そして、私は素早く準備をして教室を出ようとしたら




ガラガラ




ゆ「おー みなみーー



ちょうどいいところにいた!」




教室のドアには、笑顔の優子がたっていた




どうやら、私に用があるようだった




「どうしたの?優子」





ゆ「いやー ちょっと頼みごとが……」




なんだか優子は申しわけなさそうに言った





「何頼みごとって?」





ゆ「それは買い物に行ってきて欲しいんだけど……」





「え?それだけ??」




何でその程度のことで優子が申し訳なさそうに言うかわからなかった





ゆ「それがあっちゃんと一緒にって?」




「えっ?」




ゆ「ものすごい多くの量だから1人じゃ無理だから




本当は私とにゃんにゃんとで行く予定だったけど……」





キーンコーンかーんコーン






放送「2年ー組 大島優子 小嶋陽菜



至急職員室にきなさい」





ゆ「げっ!やば!!



ということでみなみ後は任せた!じゃあ」




「ちょっと優子!」




優子は私の声にも振り向かず走って職員室に向かった





どうやら、買い物は私たちでするしかないそうだ




別に買い物をするぐらいならいいけど




敦子と一緒に行くなんて……




嫌ではないけど気まずかった





もうずっとちゃんと喋っていないし




それに2人だけでいることなんていなかったから





でも、心の中では敦子と一緒にいられるとわかってとても嬉しかった





また、昔のように喋れたらどれだけいいかと…………






多分無理と思うけれど






敦子は私のことを嫌ったと思うし






なら、これが最後の2人きりのチャンスかもしれない








「敦子」




私は久しぶりに名前を呼んだ





そして、敦子はゆっくりと振り向いた





み「優子たちに買い物頼まれたから手伝って」




あ「わかった」





そう言って敦子は帰りの準備をはじめた




み「私、先に下に行っとくから」




そう言って私は教室を出た
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