あなたと出会えて
□エピソード11
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み「敦子ー 敦子起きてーー」
あ「んゥ〜 うるさい」
私の目の前に枕が飛び込んできた
それは見事にクリーンヒットした
「痛ってー」
本当、敦子を起こすのは一苦労だ………
もうこの寮に来てから
1年の月日がたった
毎日がとても早く過ぎていった
正直1年もいるような実感はない
でも、1年以上いてもおかしくないくらい
たくさんの思い出もできた
そして今は毎日の習慣である
敦子を起こしている
本当に敦子はなかなか起きない
それに起きてもものすごく機嫌が悪い
そんな敦子を私は何とかおこした
そしてまた布団に入らないように
速攻で腕を引っ張って食堂へ向かった
ガチャ
ま「みなみ、敦子
おはよ〜う 」
み「おはようございます」
あ「……………」
敦子はいつもに増して機嫌が悪いようだ
今はあんま喋りかけないどこっ
そして私は無言で朝食を食べた