あなたと出会えて
□エピソード5
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あつこside
み「あっちゃーーーーん
起きてーーーーーーーー!」
そう言って私の体を揺らす
なかなかの力で
私はそれを無視して
布団の中に潜った
すると
み「あっちゃんが起きないなら
私があっちゃんの分の
朝ごはん食べるねー 」
その言葉を聞き
わたしはおそるおそる起きた
み「よーし!一緒に行こ!」
そう言って私の手を引っ張った
なぜだかわからないが
昨日から高橋さんの様子がおかしい
今までは私に話しかけたりしないのに
いきなりあっちゃんとか言い出したり
喋りかけてきた
私は少し嬉しかったけど
少し怖くもあった
いきなり仲良くしてくるなんて
何か企んでるんじゃ………
でも、彼女の笑顔を見ると
何か企んでるようには見えなかった
それにまっすぐな目をしている
この人なら大丈夫かもしれない
私を裏切らないかもしれない
そう思ったけれど
でも、私といたら…………
高橋さんも皆に嫌われるかもしれない
だって、わたしみたいな人と仲良くしたって
何のいいこともない
むしろ、悪いことしかない
だったら、なんで…………
わたしにはわからなかった
なんで高橋さんは私に喋りかけてきたのか
それと
私は彼女を信じていいのか……