2人の関係
□エピソード9
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南side
ガラッ
教室のドアを開けると
そこには陽菜がいた
陽「あー もうやっときた〜
どこ行ってたの？
今日デートの約束だったのに〜」
そう言った時の陽菜は笑顔だった
俺はこの笑顔見て心が苦しくなった
陽菜に本当の気持ちを伝えると言うことは
陽菜を傷つけること
そしたらこの笑顔をもう見れないかもしれない……
俺は本当にそんなことをしていいのか…
陽菜は俺が苦しい時に
隣にいてくれた
そんな俺を思ってくれてる人を
俺は裏切っていいのか……
でも、そうするしかない…
そうしないといけない
陽菜と中途半端なままで
付き合った方が傷つける…
陽「ねぇねぇ
はやく行こー」
陽菜は俺の手を握った
俺はダメな男だ……
南「ごめん… 陽菜……」
陽「ん？どうしたの？」
南「デートにはいけない」
陽「えっ……
わかった
なら、明日行こっか」
陽菜は俺から何か感じたのか
少し焦って明るく話していた
南「明日も行けない……」
陽「なら、今週の土曜『陽菜』
南「別れよう……」
俺には罪悪感しか残らなかった