残された時間

□別れ
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ガラガラ





『おー 南おはよー」




「うーっす」




これがいつもの日常





でも、なんかとても懐かしいような感じがする





やっぱり失うと気づくと変わるなー






そして、俺は自分の席につくと





は「南〜 おはよ〜〜」





「おはよー」





いつも通り眠たそうな顔をしている小嶋さんがいた






あー 本当小嶋さんの顔を見ると落ち着くなー






そんなことを思いながら椅子に座って





いつもどおり窓側を見ると





敦子がこっちを見て、口パクでおはようと言ってきた






いつもなら、俺もちゃんと返すが





今日は無視して前を向いた





敦子はちょっと不思議そうな顔をしていたが、俺は気にせずにいた







キーンコーンカーンコーン





チャイムがなると、麻里子先生が教室に入ってきた





麻「みんなおはよー!」





そして、今日の内容を話し始めた





だけど、俺には何も入ってこなかった





そして、何分かして話が終わって




麻里子先生と目があった





俺はこのときいよいよこのときが来るとおもった







麻「えーっと、高橋くんからみんなに大事な話があるので」





俺は麻里子先生に言われ、教壇の前に立った





そして、深呼吸した





「えーっと、みんなに大事な話があります。



本当に急ですが、今日で学校を辞めます………





みんなと別れるのがつらくて今日まで黙っててごめん




本当にみんなといて楽しかった




今までありがとう 」




クラスのみんなは騒ついていたけど




俺は気にせずに自分の机に行き





鞄を持って教室をでようとしたら





あ「ちょっと、待ってよ!」





敦子が泣きながら俺の腕を掴んだ





俺は敦子の腕をはらって





「あとで屋上にこい


話がある 」





そう言って俺は教室を去った






























ガチャ





俺は音のほうを見ると





泣いている敦子がいた






あ「話って何?」




俺は泣いている敦子の顔を見るのがつらくて、





顔を見ずに言った






「敦子、別れよう」






あ「なんで……………なんで?





確かに南はどっか行くかもしれないけど



別に別れなくっていいじゃん」





俺はこれ以上敦子の泣く姿は見ていられなかった





だから……………





「別に学校を辞めるのとは関係ねぇよ



ただ俺が敦子に飽きたたげだからだよ




それに転校した先で彼女もちとかいったら、モテないじゃん





だから、別れよう敦子




じゃあな…………………」






そう言って俺は屋上からでようとしていると






あ「待ってよ!南




あのときの約束は嘘だったの?



ねぇ、南



遊園地行こうって約束したじゃん」






俺は敦子の言う言葉を聞かないフリをして






屋上を出た






ガチャ





屋上のドアをしめるとそこには優がいた





ゆ「これで良かったか?」





「ああ」






ゆ「そうか!なら、これは俺の勘違いか




俺には南の頬に涙がついているとおもったんだかな」







「気のせいだろ」






俺はそう言って学校を去った

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