残された時間

□当たり前の日常
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いつも通りの時間に目覚ましが鳴り





いつも通り起きる





時計を見るといつも通り同じ時間




そして、いつも通り背伸びをして洗面台に向かう





いつも通り顔を洗い、歯磨きをして





いつも通り朝ごはんの用意をする




いつも通りパンを1枚ととってトースターにいれる





いつも通り制服に着替え、ちょうど終わった頃に






いつも通りパンが焼きあがる






いつも通りテレビを見てご飯を食べる





そして、いつも通り星座占いを見て家を出る





いつも通りの道






いつも通りの人たち







いつも通りの犬や猫








そう全てが当たり前の日常







でも、今日で最後の日常






当たり前だったものが当たり前ではなくなる







これが現実………………











ゆ「おーい 南」





いつも通りのところで優にあった





「おはよう」





すると、優もおはようと返した





今日のことは、全て優には言った





今日で学校を辞めること






それと……………………







すると、優は俺の表情から何か見抜いたのか






ゆ「南、最後は笑おうぜ!」





そう言って、俺の背中をたたいた






すると、少し体が軽くなったような気がした





やっぱり、優は俺の大切な親友だ







このとき、改めてそう思った

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