残された時間

□避けられない現実
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目を開けると見たことのない天井だった




それは真っ白な天井だった





横を見ると高そうな機械も置いてあった




そして、もう片方を見ると




心配そうにこっちを見る優がいた




そして、目があって




ゆ「おー!!みなみ、やっと目を覚ましたか!



本当に心配したんだぞー!!」




あれ?なんで俺病院にいんだ?




俺、何かしたっけ?




俺にはさっきまで記憶がなかった




「優、何で俺ここにいんだ?」




すると、優は目を見開いて




ゆ「えー!覚えてないのかよ?」




と俺に呆れて言った





ゆ「俺と一緒に帰ってただろ?



その時にいきなり倒れたんだよ」




「へぇーー」



優に言われたももの全く覚えだせなかった




そして、それを言うと



ゆ「まあー しょうがないか



それはいいとして、先生を呼んでくるわ」



そう言って優は病室をさった





あーあ、ほんと俺どうしちゃったんだろう





そんなことを考えていると





先「おー やっと目を覚ましたか」




先生の髪は白髪でだいたい50歳くらいの印象だった




先「えーっと、時間がないから本題にはいるけど………




南君には今から言うことをきちっと受けとめてもらいたい」




俺は先生の顔が真剣になったのがわかった





「大丈夫です。」



俺がそう言うと先生は一旦深呼吸をして



























先「君の命はもう長くない」






























先生が病室に入って10分くらいで先生は出てきた





すると、先生はこっちを見て




先「君が支えるんだよ」




そう言って俺の肩に手を置いた





少し不安になりつつも病室のドアを開けると





そこには笑ってる南がいた




最初はその様子を見て安心したが




よく見ると何か無理しているようにも見えた





だが、俺の勘違いだと思って笑顔で南に話した





「何て言われた?」




み「ただの熱だって」




南は笑顔でそういった




でも、まだ無理しているようだった




それに何か隠しているようだった





「本当にか?」




すると、南は俺を背中にして



み「本当だって!ただの熱」






俺にはなぜかはわからないけど




南が嘘をついているとわかった





何か大きなものを





俺は南を振り向かせ




「本当に?本当にか?




俺の目を見てちゃんと言え」




南の目をみると少し雫があった





そして、何かを決心して






み「俺はもう長く生きられない」





俺を見てそういった





俺は最初、南の言葉の意味を理解できなかった




南が長く生きられない?




そんなんけあるか!




そう思いたくても南の目は真剣で俺の考えを否定するかのようだった





「本当なのかよ?」





み「ああ」





「嘘だよな?嘘って言ってくれよ」




俺は自分を制御できず南の体をゆすっていた





すると




み「俺だって!嘘だとおもいてぇよ




だって、俺より死んだ方がいいやつだなんて



いっぱいいるんだから




なのに何で俺なんだよ……」




そう言って南は泣き崩れた





そんな南に俺は何も言えず




ただ隣にいることしかできなかった

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