あなたのために

□あなたのために9
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目を開けると白い天井が見えた




えーっと……




そうだ 仕事の途中で倒れてたんだ




そして、私はベットを出ようとしたら




右手にあるぬくもりに気づいた





このぬくもりは……………




私はたかみなを思い出してしまった




絶対にあり得ることがないのに





あり得ないと思いつつも




私は手を握っている人の方を見た




すると、その手の人は





たかみなだった…………





私は夢だと思って何度も見た




ほっぺただってひっぱった





でも、夢ではなかった




目の前にいる人物はたかみなだった






たかみなは私のために………





たかみなに会えて嬉しい反面




たかみなに心配をかけてしまったという罪悪感があった






私がそんな事を考えていたら




『んーーー』




と言いながらたかみなは背伸びをした





そして起きている私に気づいた





すると、たかみなは前のような笑顔で




『もう大丈夫なの?



寝てなくて大丈夫??』




と言って私を気遣った




「うん…… 大丈夫……………




たくさん寝たから………… 」




『そっか………』




すると、少しの間沈黙が続いた





そして



「ねぇ たかみな………」




『何?……』




「何でわざわざ来てくれたの?」



『えっ??』




たかみなは予想外の言葉に戸惑っていた



そして、少し落ち着いて



『だって、敦子が倒れて心配だっ「何で………….」




『えっ………』






「何でたかみなは私の事が嫌いなのに



わざわざ来てくれたの? 」





『別に嫌いじゃ「じゃあ何で!」





「何で別れようなんて言ったの?」




いつの間にか私は泣いていた





そして涙が溢れ出すなか私はたかみなに聞いた














「たかみなは私のこと好きだったの?………」

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