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□皆で食べよう
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「じゃっじゃーん!仕事の帰りに買ってきたんだ♪」
嶺二が元気に帰ってきたと思えば手に持っているのはポッキー。
「ねぇねぇ、トキヤも一緒に…」
「食べませんよ?」
皆で分け合って食べようと声を掛けたのだが最後まで言葉を紡がないまま断られた音也はぶーぶーと文句を言っている。
「じゃあさ…恒例のポッキーゲームしよっか。トッキーも強制参加で♪」
「…なぜ私が」
「先輩命令だからそこんとこよろしくマッチョッチョ☆」
「私はやりませんので」
先輩だろうとバッサリ切るトキヤに嶺二は最終手段を使おうとニヤリと笑った。
「へぇ〜、トッキーは負けるのが怖いの〜?」
「そ、そんな事…!」
「ん?トキヤ今言葉詰まったけど違うの?」
「……いいでしょう。やります。」
嶺二に挑発されて思わず言葉を詰まらせてしまったのを音也にばれ、仕方ないとため息をつきながら参加する意思を呟いた。