およそ一生なんて

□第38話
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-名無しさんside-



お見合い合戦を半ば強制的にやらされ2戦目は生き残りサバイバル華道。

なんなくらんまが大きい人喰い花を綺麗におさめてくれてすぐに終わった。



猿「では、次の用意だ」

ら「ちょっとまて!今のもなしにするつもりか!」

桃「だってそんなに簡単に一番を決めてしまったらおもしろくないじゃないか」

ら「なにぃ〜?」



らんまが桃磨くんを睨んでる間、ドアの向こうから大量のネズミが。



『ね、ねずみ?』

猿「嫁たるもの丈夫で長持ちが一番!そこで軽くマラソンをしてもらいます」

右「ただ逃げるだけやないか」

シ「別に怖くもなんともないね」

あ「なにがしたいんだか」



あたしも怖くはないけど少し気持ち悪くて隣にいた右京ちゃんの服を掴んだ。


するとちゅーちゅーというねずみ独特の鳴き声から可愛らしいニャーニャーという声へと次第に変わっていった。



『これって…猫じゃあ…』

シ「…らんま猫嫌いじゃなかたか」



4人でらんまを見ると案の定逃げ回っていて木に顔面からぶつかって倒れた。



『…大丈夫かな、らんま』



心配してるあたしをよそに桃磨くんの笑い声が響く。



桃「あははは!馬鹿な女」

猿「桃磨さま、どうでしょう。もうそろそろ花嫁を決められては」

桃「…まだだ。こんなに面白い見世物は久しぶりだ。見ろ、あの女の間抜けぶりを」

『…』



その言葉を聞いてさすがのあたしも聞き流すことはできなかった。



なによ、あの馬鹿にした言い方。

こんなたくさんの女の子を集めた上に突然お見合い合戦とか言って戦わせられるし。

…不安で不安でしょうがないはずの彼女たちに。





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