およそ一生なんて

□第37話
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-乱馬side-



コ「…どの……婿どの」

玄「起きんかー!」



バチャッ



ら「ぶわっつめてぇッ!」



水をかけられたことで目を覚ました俺はあたりを見渡した。



ら「あ、あれ…どうして…」

コ「やっと気がついたかのう」

ら「確か…桃磨とかいうガキと闘って…あれ、なんともねぇ」

コ「さよう。あの炎はやつの幻覚だったのじゃ」

ら「てことは昨日のことは全部幻!?」



そうふと思ったところで頭の上にヤシの実が落ちてきて。

木を見上げれば昨日聖水で男になったものがいた。



ら「そうでもねぇみたいだな」

コ「あれを見よ、婿どの」

ら「ん?」



ばばあが杖で指した先にはでっかい島があった。



ら「あんな島、昨日までなかったぞ」

コ「あれは伝説の桃幻郷…」

ら「あそこに桃磨のやつがッ!!」



島を見ている視界からヌッとおじさんが涙を流しながら現れる。



ら「うわぁッ!!」

早「乱馬くん!君はなびきかすみあかねに留まらず名無しさんまで攫われてしまったのかね!」



あまりの迫力に後ずさった。



良「ご安心くださいお義父さん!この響良牙が必ず名無しさんを無事連れ戻してまいります!」

早「いつから私が君のお義父さんになったの?」


ム「おらもいくだ!おばば殿」

玄「誰に話しかけとるんじゃ」



はぁ…

ったくどいつもこいつも……



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