およそ一生なんて

□第35話
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傀儡芝(カイライシ)。

それは妖術に使う毒きのこである。


一回それを食べれば少しの間条件反射のように最初に与えた合図で暗示にかかってしまうという恐ろしいもの。



それを使って企みを持つ者が一人いたのだった。










-乱馬side-



昼食の時間。

俺は焼きそばパンを食おうと購買に急いで向かうが向かってる最中に大介からもう売り切れてたぞと言われた。



乱「なにを〜!?」

シ「乱馬ッ!お昼ご飯もう食べたか!?」

乱「いやっ、これから…」



てかなんでシャンプーが学校の中にいるんだ…?



シ「間に合ってよかった!」



シャンプーが持っていた中華セイロを開けるとほかほかの肉まんが。



乱「お!肉まんじゃねーか!」



周りに段々人が集まってきてその肉まんを狙い、わいわい騒ぎ始める。



シ「だめ。乱馬のために作った肉まん誰にもあげないね」

乱「い、いや〜俺いいよ。カツサンド食うから」

シ「え!?嫌いなのか肉まん!」

乱「別に嫌いじゃねーけどどっちかっつーとあんまんの…」



ほうが好き、とは言えず。



大「ぬわぁにぃ!?こんなに美しい女性がつくった肉まんが食えんだとー!?」

ひ「お嬢さん、その麗しき肉まんこの僕がッ!」

シ「だめ!さ、あっちで一緒に食べるね乱馬っ」

乱「えっ、お、おい!」



シャンプーは俺の腕を掴んでぐいぐい中庭の方へ進んで行った。






その頃。



『あれー…購買にもいないや…いつもいるのに用がある時に限っていないんだから』



名無しさんは乱馬を探していたのだった。



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