およそ一生なんて

□第34話
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大「シャンプーちゃん」

ひ「ラーメンみっつねー」



それぞれ挨拶をして俺も声をかける。



乱「よーシャンプー」



手をあげて言うがツンとして無視。



乱「おい」

シ「私、仕事中ね」

乱「なに怒ってんだよ」

シ「知らないね」

乱「だったらなんだよその態度」



そう言って肩を掴んだら…



シ「馴れ馴れしいあるなッ!!!!!」



思いっきり往復ビンタ。

そしてまた、冷たい目で見下ろす。



大「お、おい、シャンプーって確か乱馬に…」

ひ「うん、べた惚れだったはず…」



なんでこんな…



ム「冷たいっ!とてつもなく冷たいぞぉ!!」

乱「ムース…」



どこから現れたのかムースは倒れている俺の背中で叫んだ。



ム「思えばおらは、子供の頃からシャンプーの冷たい視線を浴び続けた男。シャンプーの冷たい視線を語らせたら第一人者じゃ」

乱「はー?」

ム「乱馬、きさまおらより百倍…いや百二十倍は嫌われておるぞ!」

乱「え」



疑問でしかない。

それから猫飯店に同級生が集まってきて言いたい放題言いまくられた。



「乱馬、胸に手を当てて考えてみろよ」

「シャンプーによほどひどいことしたんだろ?」

乱「なっ、なんだよおめーら!」

ひ「い、いや俺たちショックで…」

大「思わずクラスのみんなを呼んできてしまったんだ…」

乱「おろおろしながら余計なことすんじゃねぇ!」



周りを見ればもちろん名無しさんもいてなにかばあさんに話しかけている。



『コロンおばあちゃん、なにか心当たりないの?』

コ「さあなあ…」



ばあさんも心底不思議そうだ。



コ「(ん!?シャンプーがつけているあのブローチは…われら女傑族の秘宝、反転宝珠!いやいやしまった。うっかり渡してしまうとは…)」



ただ一人、シャンプーがこうなった答えを見つけたのは誰も知らない。





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