およそ一生なんて

□第34話
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-乱馬side-



登校中。



シ「你好!名無しさん、乱馬!」

『あっ、シャンプーおはよー!』



普通に挨拶してる名無しさんに対して俺はシャンプーに自転車で下敷きにされる。



シ「私と会えて嬉しいのだな乱馬」



シャンプーは俺の口を指でくいっと両側に広げた。



乱「嬉ひくねーっ!」

大「モテるな乱馬」

ひ「変わってほしいぜ」

乱「じゃーかわっへふへ」



俺とシャンプーがこんなやりとりをしていると大抵…



『じゃーあたし先行くからね』



それだけ言って先にいく名無しさんをあかねが俺を睨みつけて追っていくんだ。


こうやってこの日もごく普通に始まったんだけど。








翌日―



乱「遅刻だー!」

『乱馬がいつまでもご飯食べてるからいけないんだよ!』



俺と名無しさん、あかねと3人で登校していると、いつものようにシャンプーが自転車で俺を下敷きにして現れた。



乱「はうっ!」

『おはよっ、シャンプー』



シャンプーは俺を冷たい目で見下ろしたあとにっこり笑って名無しさんに挨拶をした。



シ「你好、名無しさん」

乱「シャンプーお前な!いい加減に…」



その間に名無しさん達は案の定先に行くわけであって。



シ「私の足元でなにしてたか乱馬」

乱「…あのな」

シ「用がないなら…私の目の前から消えるよろし」

乱「え」



突然胸ぐらを掴まれたと思ったら見事に殴り飛ばされてその勢いで学校へ到着。

腫れた頬を抑えつつ席に着く。

そこで横の席の名無しさんが話しかけてきた。



『…シャンプーにやられたんだ?』

乱「…あぁ」

『なんかあったの?』

乱「さー」

『デートの申し込み断ったとか…』

乱「今更怒るかー?」



なにも思い当たる節が無く放課後大介とひろしと一緒に猫飯店へ向かった。




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