およそ一生なんて

□第33話
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それからずっと乱馬は影分身香を使って稽古をしてるんだけど。

正直、乱馬の体調が心配。



そんな中、あたしは居間で座ってボーっとしているとかすみお姉ちゃんがお茶を出してくれた。



か「ねぇ、名無しさん。乱馬くんもう3日もろくに食べずに稽古してるのよ。大丈夫かしら」

早「はははっ。わしも若い頃はよく無茶したもんさ。武道の稽古多いに結構!」



とか言って笑っちゃってるけど。

その時ちょうど虚ろな目をした乱馬が廊下を通ってその姿を見た天道のおじさまは…



早「う〜ん、ちと、やりすぎかもしれんな」



まぁ、実際にみたらそうなるよね。



『どうにかして止めたいけど…』



その止める術が見つからない。

このままだと乱馬が倒れちゃう。



『ちょっと出かけてくるね』



ここにずっといてもなんにも思い浮かびそうもなくてとりあえずお散歩に。

今の季節はちょうどお散歩にいい。



『どうにかして……ん?』



あてもなく歩いていると良牙が公園でテントを張ってお茶をしている姿を見かけた。



『良牙!』

良「ブーーーーッ」



あたしの声に驚いたのかお茶を口から吐き出す。



良「名無しさん?ど、どうしてこんなところに…俺は幻を見ているのか?」

『こんなとこでなにしてるの?』

良「え?」



もしかしたら良牙なら…乱馬を止めてくれるかもしれない。



『良牙、ちょっと相談があるの』

良「相談?」

『うん。あ、場所変えよっか』

良「?」



そしてあたしと良牙は場所を変えて街が見渡せる高台へと移動した。





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