およそ一生なんて

□第30話
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キーンコーンカーンコーン



今日も学校が終わりゾロゾロと皆教室を出て行く。



『あっ、ひろしくん!乱馬知らない?』

ひ「えっ?もう帰ったんじゃねぇの?」

『…そっか…』

ひ「なんだ、待ち合わせかよ?」

『そんな』

大「いいよなー乱馬は。こんな可愛い子と一緒に帰れるなんてよ。俺らは俺らで寂しく帰りますか」

ひ「そうだな」

ひ/大「じゃあなー名無しさん」

『うん、ばいばいまた明日!』



二人を見送ると教室の中は誰一人いなくなった。



『はぁ。乱馬が通り魔なんて…第一乱馬には動機がないよね、動機が』



そう言えば昨日…

乱馬がいろんな人のお弁当食べて被害者達が乱馬をぼこぼこにしたっけ…

…まさかあんなことくらいでね。


あ、他にも。

掃除当番サボろうとしたらあかね達に見つかって倍以上の掃除やらされてたこともあったな。

でもあれは乱馬がいけないし…


もしかしてあれかな。

黒板消しを投げ合って遊んでたらご飯食べてたあかね達の机の上に乗っかってどこから持ってきたか分からないけどナイフだの包丁だの投げられてたよね…(笑)

あれは殺されかけてたけど…



『んー………あれ?なんだろこれ』



黒い布のようなものを広げると…



『え!おさげの覆面男……!』




なんで学校にあるの…?






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