およそ一生なんて
□第28話
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-名無しさんside-
「きゃー!下着泥棒ーーっ!」
ら「んー?」
夏。
天道一家で海にきたと思ったら早々下着泥棒が出たみたいで。
まぁ、犯人は大体予想がつくけど。
『ねぇ、らんま』
ら「へいへい、わかってらぁ」
よいしょ、と女の子姿のらんまは腰をあげて八宝菜のおじいちゃんを追いかけていった。
バキッ
ら「この不良老人っ!」
八「なにをする乱馬!…ふん、水着収集がだめならガールハントじゃいっ」
そう言ったと思ったら今度はその辺にいる女の子に声をかけ始めて。
『はぁ…いつもなにかしら起こる…』
八「名無しさんっちゃーーん!」
向こうにいたはずのおじいちゃんはいつの間にかあたしの目の前にいた。
『えっ、きゃーっ!』
ぱこっ
ら「ったく、懲りねぇな」
『あ、ありがとう』
ら「ん」
らんまはちらっとあたしを見てすぐ目を反らした。
ら「エネルギーあり余ってんなー」
八「当然じゃ。青い空!白い雲!眩しい太陽!海はいいのう!」
目、潤んじゃってる…(笑)
ら「どれが青い空で白い雲で眩しい太陽だ〜?」
八「ああっ青春の血がたぎるっ!」
ら「のあああああああ!」
べたべたとらんまの体を触りそのままらんまによって遠くへと殴り飛ばされた。
ら「はぁ…はぁ…」
『どうしたらおとなしくなるんだろ』
なにかいい方法がないかと考えている中向こうから聞いた事のある声がした。
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