およそ一生なんて
□第25話
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森と泉に囲まれて眠る古びた洋館。
人はそれを鏡屋敷と呼ぶ―――
-乱馬side-
ら「た、助かった、人家だ」
修行からの帰り、道に迷いやっとの思いで人家を見つけた俺と親父。
道に迷ってる最中には雨も降ってきやがって…散々だ。
コンコン
少し控えめにドアを叩けば中からじいさんが出てきた。
老「道に迷われた…それはさぞやお困りでしょう。今夜は泊まっていかれるのがよろしい」
ら「それはありがてぇ。あ、湯沸かしてくれるか?」
老「わかりました」
すると奥に行ったと思ったらヤカンをもってすぐ戻ってきた。
ら「やけにはえーな」
老「紅茶を入れようと思っておりましてな」
ら「そうか。助かるぜ」
お湯を受け取り男に戻ってヤカンを返しに歩いているとじいさんが話し出す。
老「よろしいかな、たとえば不用意にバナナの皮等で足を滑らせて…」
ズルッ
老「勢い余って正面カーテンに激突し」
ゴロゴロ…びたーーん!
老「中のものを見てしまうことだけは決してないように……」
ブチブチブチブチ
老「あーーーーーーーッ!!!」
乱「いててて…」
そこに激突した頭を摩りながらぶつかった物を見た。
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