およそ一生なんて

□第22話
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-真之介side-



真「じいちゃん…一体…」

じ「来るなっ!ここから先はじいちゃんに任せろ、いいなっ!!」



そういって嵐が去っていった。



最近じいちゃんの様子が変だとは気づいてはいた。

それに名無しさんだって…



真「名無しさん…」



絶対なにか隠してる。



真「聞いてるだろ、じいちゃんから生命の水のこと…」

『!』

真「じいちゃんがあんなことしてまで…」



そして俺は名無しさんの肩に手をかける。



真「生命の水ってそんなに大切なものなのか!?」

『…』



名無しさんは俺から視線をそらす。



真「名無しさん…」



やっぱりなにかおかしい。



真「言えないのか…?」

『…ごめんなさい』



すると森の中から一人の男が。



『乱馬…?』



そう名前を呼ぶ名無しさん。



真「知り合いか?」

『うん』

真「…」



名無しさんはなんとなく…なんとなくだけど悲しそうなそんな表情。

あいつとはどういう関係なのかなんて聞けるわけも無くて。




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