およそ一生なんて

□第21話
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そんな話をしていると突然ドアが開く。

そこには真之介くんを背負った乱馬が立っていた。



乱「なんかぶっ倒れてたぞ」

じ「しっ真之介!」

『真之介くんっ!!!』



乱馬はそっと畳に彼をおろす。



『乱馬…』

乱「言っとくけどな、俺が殴ったわけじゃねーぞ」

『分かってる!ありがとう!』



素直にそう言う。

乱馬は少し疑問に思ったみたいだけど。



真「うーん…」

『真之介くん気がついた!?』



乱馬のところからすぐに真之介くんのそばに移動する。



じ「いいね、涙は禁物だよっ」

『笑顔、笑顔!』



ぱかっと真之介くんが目を開ける。



じ「真之介!」

『真之介くん…』

じ「うえぇぇ〜んかわいそうなやつめぇ〜(泣)」

真「どうしたんだ、じいちゃん」

『おじいちゃん笑顔ーッ!!!!(泣)』



おじいちゃんが泣くもんだからつられてあたしも泣いてしまう。





乱馬が知らない所で疎外感を感じているとも知らずに…






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