およそ一生なんて

□第15話
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『乱馬どうしよう!!』



外から帰って来た名無しさんが泣きそうな声で俺にすがりついた。

驚いて名無しさんを見ると黒いブタが名無しさんの腕の中にいて。



乱「ん?…良牙じゃねぇか」



名無しさんは俺にことの発端を話した。



乱「玄関にパンスト巻き付けてぶっ倒れてた?」



俺と名無しさんが話していると良牙についていたパンストをじじいが懐に入れ始めそれを突っ込んだ。

するとあとから殴られたあとがあるおやじが来た。



…どうやら同じ犯人のよう。

パンストがついてんからな。











猫飯店にて―


乱「呪泉郷の顧客名簿が盗まれた?」

コ「うむ、ガイドから連絡があってな」

『ってことはあの犯人は名簿を盗んだ人と同一人物かもしれないってこと?』

乱「んま、そうなるな」

コ「とにかく今、犯人についてわかっていることは…ある男を捜していると語っていたことだけ」

『誰か探してる…?』

乱「おもしれえ、この町内で呪泉郷帰りの男と言えばあとは俺しかいねぇじゃねぇか」


勝負が楽しみだぜ。




とりあえず今日はそんなところで解散した。



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