およそ一生なんて
□第13話
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-乱馬side-
『だから!!あたしは乱馬っていう人を捜してるんです!!』
「あ!!勝手に奥にいかれては困ります!!」
『いいじゃない別に!!』
廊下からいるはずもない名無しさんの声が聞こえてひょいと覗くと名無しさんがいた。
乱「名無しさん」
俺に気づくとパアッと顔が明るくなる。
『乱馬っ』
そう言って早足で俺のところへ来ると俺の前にスッと煎太郎が出てきて名無しさんの両手を掴んだ。
『えっ』
煎「こ、これはぼくがどこぞでなくした茶杓」
『ど、どこぞで無くした…?』
煎「そうどすか、わざわざこれを届けに…おおきにどした!!!」
がばっと名無しさんに抱きついて俺はすかさず蹴りを入れる。
乱「ぬわぁ〜にやってんだてめぇ!!」
煎「つい、かわいくて」
『えっ///』
乱「お前もお前で照れんじゃねぇ!!」
突っ込みどころが多すぎる…
とりあえず一旦落ち着いて名無しさんに全てを話した。
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