およそ一生なんて
□第13話
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『ん?』
学校帰り、後ろから馬の足音が聞こえて振り向くと案の定馬が走っていた。
な、なんで馬なんて…
そう考えるのも束の間馬の上には気絶していた乱馬が乗っていた。
『乱馬…ッ!!!』
追いかけようと声を上げると何かがあたしのところへ跳んで来てフードが電信柱に固定される。
飛んできたものを抜いてみてみてると茶杓だった。
『茶杓…?』
と、とにかく追いかけよう!!
すると下から猫の鳴き声がして見てみるとシャンプーがいた。
『大丈夫。あたしがなんとかするからシャンプーは安心して』
あたしが言うとニャーと頷く。
とりあえず乱馬の元へと急いでいく。
茶杓であんなことするんだもん。
ただ者じゃない。
少し警戒していかないと。
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